スーツのしわの取り方|スチーマーと浴室の蒸気で吊るしたまま伸ばす

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しわのついたスーツとスチーマー

スーツのしわは、ハンガーに吊るして衣類スチーマーの蒸気を当てるのが最も手軽で確実な取り方です。スチーマーがなくても、入浴後の湯気が残る浴室に一晩吊るしておくだけでかなり伸びます。この記事では、しわがつく原因から、スチーマー・浴室・アイロンそれぞれの取り方、出張先での応急処置、しわをつけない保管のコツまでまとめて解説します。

結論早見表

疑問答え
一番手軽な取り方は?ハンガーに吊るして衣類スチーマーの蒸気を当てる
スチーマーがない場合は?入浴後の浴室に一晩吊るす。軽いしわなら霧吹きでも可
アイロンは使っていい?使えるが必ず当て布をして、押し付けずスチームで浮かせがけ
出張先でできることは?ホテルの浴室でシャワーの湯気に当てるのが定番

スーツにしわがつく原因

スーツのしわの主な原因は、座ったときの圧力と体の湿気です。デスクワークや車・電車での移動中、膝裏や腰まわりの生地は折り曲げられたまま体温と汗の湿気を受け続けます。ウールの繊維は湿気を含んだ状態でクセがつきやすいため、一日座って過ごすだけで座りジワが定着してしまうのです。

逆に言えば、ウールは湿気と休息でしわが自然に回復する性質も持っています。この「湿気を与えて繊維を元に戻す」という原理が、これから紹介するすべてのしわ取りの基本になります。

基本の取り方:衣類スチーマーで吊るしたまま伸ばす

最もおすすめなのが衣類スチーマーです。アイロン台を出す必要がなく、ジャケットを吊るしたまま数分でしわが伸びます。手順は次の通りです。

  1. スーツを厚みのあるハンガーに掛ける。肩の形が決まると全体のしわも伸びやすくなります。
  2. 生地から少し離してスチームをたっぷり当てる。しわの気になる部分を中心に、上から下へゆっくり動かします。
  3. 片手で裾や袖を軽く引っ張りながら当てる。蒸気でゆるんだ繊維が、引っ張った方向にまっすぐ整います。
  4. そのまま10分ほど吊るして乾かす。湿気が残ったまま着ると、またすぐしわになります。

朝の身支度のついでに2〜3分で終わるので、一台持っておくと毎日のスーツの見栄えが大きく変わります。

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スチーマーがないときの取り方3つ

手元にスチーマーがなくても、家にあるものでしわは取れます。

  • 浴室に一晩吊るす:入浴後の湯気が残る浴室にスーツを吊るし、扉を閉めて一晩置きます。蒸気が繊維に行き渡り、翌朝には軽いしわがほぼ伸びています。乾いてから外に出すのを忘れずに。
  • 霧吹きで湿らせて吊るす:しわの部分に軽く水を吹きかけ、手でなでるように伸ばして風通しのよい場所で乾かします。濡らしすぎは水シミのもとなので控えめに。
  • アイロンのスチームで浮かせがけ:ズボンの折り目を整えたいときに有効です。必ず当て布をして、アイロンは生地に押し付けず1cmほど浮かせてスチームだけを当てます。直接プレスするとテカリの原因になるので注意してください。

出張・旅行先での応急処置

出張先でスーツケースから出したスーツがしわだらけ、というのはよくある場面です。そんなときはホテルの浴室を使いましょう。熱めのシャワーを数分出して浴室に湯気を充満させ、スーツを吊るして30分〜1時間置くだけで、翌朝の見た目がかなり変わります。

そもそもしわをつけない詰め方も大事です。ジャケットは裏返して肩に肩を重ねるように二つ折りにし、ズボンは折り目に沿ってたたんで一番上に載せると、圧力がかかりにくくなります。携帯用のしわ取りスプレーを一本入れておくと、気になる部分にシュッとかけて手で伸ばすだけの応急処置もできます。

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しわを予防する保管とローテーション

しわ取りの手間を減らす一番の方法は、しわをつけない・定着させないことです。

  • 帰宅したら厚みのある木製ハンガーに掛ける。椅子の背もたれに掛けっぱなしが、しわと型崩れの最大の原因です。
  • ブラッシングでほこりを落とし、一晩風を通す。湿気が抜ける過程で軽いしわは自然に回復します。
  • 同じスーツを連日着ない。最低2〜3着でローテーションし、1〜2日休ませるとしわの回復が追いつきます。
  • クローゼットに詰め込みすぎない。両隣と少し隙間があるだけで、押しジワがつきにくくなります。

よくある質問

Q. ズボンの膝裏やお尻のしわが特に目立ちます。取り方は同じですか?

基本は同じで、吊るしてスチームを当てれば取れます。膝裏やお尻のしわは座りジワなので、スチーマーの蒸気を当てたあと、手で軽く生地を引っ張って伸ばすとよりきれいに仕上がります。アイロンを使う場合は必ず当て布をして、折り目(センタープレス)を崩さないように注意してください。

Q. 霧吹きで水をかけるだけでもしわは取れますか?

軽いしわなら取れます。しわの部分に霧吹きで軽く水を吹きかけ、ハンガーに吊るして風通しのよい場所で乾かすと、ウールの繊維が水分で元の形に戻ろうとしてしわが伸びます。ただし濡らしすぎは水シミや型崩れのもとなので、「軽く湿る程度」にとどめるのがコツです。

Q. 毎日同じスーツを着ているとしわが取れにくい気がします。気のせいですか?

気のせいではありません。ウールのしわは湿気を吸って吐く過程で自然に回復しますが、それには1〜2日の休息が必要です。毎日着ると回復が追いつかず、しわが定着しやすくなります。スーツは最低2〜3着でローテーションし、着たら一晩以上休ませるのが長持ちの基本です。

まとめ

スーツのしわの取り方は、吊るして蒸気を当てるのが基本。衣類スチーマーがあれば朝の2〜3分で整い、なければ入浴後の浴室や霧吹きでも十分対応できます。あわせて、帰宅後にハンガーへ掛けて休ませる習慣をつければ、しわ取りの手間そのものが減っていきます。

なお、上質な生地のスーツはしわの回復力も高く、手入れの手間が少なくて済みます。買い替えを考えている方は高級スーツブランドのおすすめ15選も参考にしてみてください。

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