スーツを選ぶときに着目したい基本の6つのポイントって?

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ビジネスマンにとって最も欠かせないアイテムと言っても過言ではないスーツ。

スーツの基本をわかっているかどうかで着こなしのレベルは大きく変わってきます。

とはいうものの、

「どうやってスーツを選べばいいんだろう」と悩んでしまう人も多いはず。

今回は、「スーツの選び方」の基本的なポイントについてご紹介していきます。

今後スーツを選ぶ際の参考にしてみてくださいね!

1 スーツで使われる4種類の柄を理解しよう

柄選びはスーツ選びにおける最も楽しいポイント。

そしてスーツ姿全体の印象を決めるとても大切なポイントでもあります。

柄や素材感は、季節によって合う、合わないがあり、多種多少なバリエーションがあるんです。

ここでは王道の柄を4種類ご紹介していきます。

1-1 無地

出典:https://lafabric.jp/customlife/

スーツの定番カラーで、濃淡によってスーツ全体の印象が変化します。

素材の良し悪し、コーデのレベルが浮き彫りになるため、無地は基本の柄でありながら奥が深い色です。

1-2 ストライプ

出典:https://lafabric.jp/customlife/

ストライプの種類も多くありますが、代表的なのはチョークストライプピンストライプ

チョークストライプは太めのストライプが特徴の柄で、落ち着いた印象、紳士的な印象のある着こなしを演出してくれます。

対して、ピンストライプは細いストライプの柄です。

無数の細かい点でストライプが作られている場合もあるクラシック柄のひとつで、幅広い着こなしに対応できる柄です。

1-3 チェック

出典:https://lafabric.jp/customlife/

チェックは組み合わせるアイテムの縞模様によって印象がガラッと変化します。

どちらかと言えば、カジュアルな印象を演出してくれる柄です。

チェックの枠が太ければカジュアルに、細ければフォーマルな印象を与えてくれます。

1-4 ハウンドトゥース

出典:https://lafabric.jp/customlife/

「千鳥格子」の名称で知られ、古典的な格子柄です。

2色で同じパターンを繰り返すデザインが特徴です。

少しクラシックな印象を与えてくれますが、温かみのあるデザインが多いために夏より秋冬に活躍してくれます。

2 シングルスーツとダブルスーツの違いを知ろう

スーツの種類は大きく分けて、

  • シングルスーツ
  • ダブルスーツ

の2つがあります。

厳密に言えばスーツには色々な形、種類がありまるんですが、まずは「スーツは大きく分けて2種類」と考えておきましょう。

シングルスーツとダブルスーツの大きな違いは、「ボタンの付き方」です。

2-1 シングルスーツ

出典:http://www.amazon.co.jp/

シングルスーツは前のボタンの並び方が一列のデザイン。

ビジネススーツの定番で、もっとも一般的なスーツですね。

2-2 ダブルスーツ

出典:http://www.amazon.co.jp/

ダブルスーツは、前のボタンの並びが二列で、上着の打合せ部を重ね合わせるデザインが特徴です。

ボタンの数は4つ〜6つなどバリエーションも豊富。

ビジネスシーンではあまり見かけませんが、フォーマルな印象、クラシックな印象を与えてくれるスーツです。

3 2ピーススーツと3ピーススーツの違いを知ろう

さらに細かくするとスーツには、

  • 2ススーツ
  • 3ピーススーツ

の2パターンも存在します。

大きく違うのは、「ベストがあるかどうか」です。

3-1 2ピーススーツ

 

出典:http://www.amazon.co.jp/

2ピーススーツは、「ジャケット、スラックス」の2アイテムで構成されるスーツのことを指します。

一般的に見かけるスーツの種類は2ピーススーツです。

3-2 3ピーススーツ

201601_buisiness-suits-manners_019

出典:http://www.amazon.co.jp/

3ピーススーツは、「ジャケット、スラックス、ベスト」の3アイテムで構成され、別名、三つ揃えとも言われます。

ジャケットを着ればビジネスシーン向けに、ベストだけだとカジュアルな着こなしも可能です。

4 2つボタンと3つボタンのスーツの違いを知ろう

さらにさらに、スーツの種類はボタンの数で分類することもできます。

2つボタンと、3つボタン、主にこの二つのタイプがあることを覚えておきましょう。

それぞれの特徴についてご紹介していきます。

4-1 2つボタン


出典:http://www.amazon.co.jp/

前ボタンが2つのスーツは、「2つボタン」タイプと呼ばれ、現代のスーツの主流です。

ボタンの数が2つだとネクタイが見える「Vゾーン」が広くなるため、シャープな印象の着こなしが可能でになります。

ビジネスにも冠婚葬祭にも使える定番タイプなので、一着は持っておきたいですね。

4-2 3つボタン


出典:http://www.amazon.co.jp/

前ボタンが3つのスーツは「3つボタン」タイプと呼ばれ、10年以上前に流行した形です。

ボタンの数が3つになることにより、着用した時の印象はクラシックなものになります。

年代問わず、未だに根強いファンが多いスーツでもあります。

5 代表的な2種類の襟(ラペル)の形を知ろう

スーツで特に重要なポイントでもあるラペル。

デザインは同じでも流行により幅の長さが変わったりします。

特に代表的な2つの襟の種類についてご紹介していきます。

5-1 ノッチド・ラペル

ひし形の襟で、シングルスーツ定番の襟です。

ラペルの幅とネクタイの幅を合わせると、よりキレイにスタイルが決まります。

基本的にこの形のラペルをチョイスしておけば間違いありません。

5-2 ピークド・ラペル

ピークは「先の尖った」という意味です。

ピークド・ラペルは下襟の先端が上に向いている襟をさします。

ダブルスーツに多く、ドレッシーな印象です。

6 代表的な3種類のベントを知ろう

スーツの後ろ姿の印象を決めるポイントが「ベント」です。

ベントとは背広の後ろ見頃(うしろみごろ)に入っている「縦の切れ目」のこと。

この切れ込みがあることにより、着心地や動きやすさに影響します。

出典:http://studenckaelegancja.pl/2014/07/o-anatomii-marynarki/

6-1 センターベント

写真左側のようにスーツの後ろ身頃部分の中心に縦に切れ目が入っているものをセンターベントと呼びます。

スタンダードなタイプのため、ビジネスシーンでよく見かけるデザインです。

そもそもベントは、乗馬の際の窮屈を解消し、動きやすくするために考案されたと言われており、乗馬をする際にジャケットの引っ掛かりを避け、動きやすさを追求した作りをするために作られたのだとか。

6-2 サイドベンツ

写真右側のスタイルのことをサイドベンツと言います。

サイドベンツとは、スーツの後ろ身頃の両サイドに縦に切れ目が入っているものを指します。

スーツのマナーでは、ベントの切れ目が広がっていない状態が良い着こなしとされています。

そのため体型的にヒップが大きめの方は、サイドベンツを選び、ベントが開かない着こなしをするのがオススメです。

サイドベンツはどちらかと言えばクラシックな印象を与え、ゆったりとしたシルエットのスーツに多く見かけられます。

サイドベンツの歴史は実は長く、騎士が腰に剣を差していたのが名残だと言われており、そのせいかイギリス製のスーツにこのサイドベンツタイプがよく見られます。

捕捉ですが、サイドベンツのみ「ベントではなく、ベンツ」と呼ぶのは、ベントが2本(複数)であるからです。

6-3 ノーベント

ノーベントとは、その名の通り、スーツの後ろ身頃に切れ目がないものです。

基本的にノーベントのスーツは冠婚葬祭などに着るフォーマルスーツ(礼服)に該当します。

「ノーベントは礼服」と覚えておきましょう。

まとめ

今回はスーツの基本をご紹介してきました。

お店で選び祭などの参考にしてみてくださいね。

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