スーツの肘・お尻・膝が光ってきた——それが「テカリ」です。正体は摩擦で生地表面の繊維が押し潰され、光を一方向に反射している状態。軽度なら自宅で直せます。
| 状態 | 対処 |
|---|---|
| 軽いテカリ | ブラッシング+スチームで繊維を起こす |
| 中度のテカリ | アンモニア水(10倍希釈)で拭いてからスチーム |
| 強いテカリ(生地が薄く光る) | 繊維が摩耗済み→復元不可、寿命のサイン |
| 予防 | ブラッシング習慣・連日着ない・アイロンは必ず当て布 |
この記事では、テカリの直し方の手順と、テカらせない habits、クリーニング店に頼む場合の相場まで解説します。
目次
テカリの正体と原因
ウールの繊維は本来、表面がうろこ状で光を乱反射しています。座る・肘をつく・アイロンを直当てする——こうした圧力と摩擦で繊維が寝て平らになると、鏡のように光を反射してテカって見えるのです。つまりテカリ取りの本質は「寝た繊維を起こすこと」です。

自宅でできるテカリの直し方
手順1. ブラッシングで繊維を起こす
馬毛の洋服ブラシで、テカった部分を生地の流れに逆らう方向にブラッシング。寝た繊維を物理的に起こします。
Amazonで馬毛の洋服ブラシを探す手順2. スチームを当てる
浮かせたスチームアイロン(または衣類スチーマー)で蒸気をたっぷり含ませます。熱と水分で繊維が緩んで起き上がります。アイロンを生地に直接当てるのは厳禁——それこそがテカリの原因になります。
Amazonで衣類スチーマーを探す手順3. 中度ならアンモニア水を試す
水で10倍に薄めたアンモニア水を布に含ませ、テカリ部分を軽く叩くように拭く→スチーム→ブラッシング。アルカリの働きで潰れた繊維が膨らみ、反射が散って目立たなくなります。目立たない場所で試してから行ってください。
テカらせない3つの習慣
- 帰宅後30秒のブラッシング:繊維が寝たまま固定される前にリセット
- 同じスーツを連日着ない:繊維の回復時間を作る(2〜3着ローテーション)
- アイロンは必ず当て布:直当ては人工的にテカリを作る行為です
スーツのテカリのよくある質問
Q. クリーニング店でテカリは直せる?料金は?
「テカリ直し」オプションのある店で1箇所500〜1,500円程度が目安です。自宅ケアで戻らない中度のテカリは、プロの蒸気と整毛で改善することがあります。ただし繊維が摩耗しきった強いテカリはプロでも戻せません。
Q. テカリが強いスーツはもう寿命?
生地が薄くなって光っている場合は繊維の摩耗なので寿命です。特にパンツのお尻は最初に寿命が来る場所。2パンツスーツを選ぶか、買い替えを検討しましょう。選び方は人気スーツブランド37選をどうぞ。
Q. メラミンスポンジ(激落ちくん)でこする裏技は本当?
表面を削って乱反射させる原理で一時的に目立たなくなりますが、生地を削っているので推奨しません。やるなら最終手段として軽く、が限度です。
まとめ
テカリは「ブラシで起こす→スチームで緩める」が基本。そして毎日のブラッシングとローテーションで予防するのが一番の対策です。スーツの着こなし全般は着こなし11のポイントで解説しています。
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