メンズファッションにおいて白シャツはマストのアイテム。
どんなファッションにもマッチするため1着と言わず何着でも持っていたいものです。
ですが「白シャツはどれも同じ」と思われてしまうことがありますが、それは間違い。
白シャツはファッションを代表するようなシンプルなディテールだからこそ、各ブランドがこだわりを存分に描けるキャンバスのような存在です。
今回はこだわりが詰め込まれ、着用した瞬間に明らかに違いのわかるシャツを作るブランドを15選厳選。
白シャツを探している方に是非手に取って頂きたいブランドばかりです。
目次
1 Tapia LOS ANGELES
出典:amazon.co.jp
タピア・ロサンゼルスははシーズン毎にさまざまなバリエーションのシャツを発表しますが、白いボタンダウンシャツは、毎回リリースされているブランドの定番的モデル。
プレスしてタイを通しても、洗いざらしで袖をまくってもさまになる一着ですが、そのように様々なスタイルを実現できるシャツは多くはありません。
アメリカンテーラードにこだわりながら、生産体制についても常にアップデートを続けるタピアロサンゼルス。
着用した瞬間に様々なところに小さな違いがわかるブランドです。
2 OLDMAN’S TAILOR
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オールドマンズテーラーのシャツはドレスシャツにも、カジュアルにも使える万能アイテム。
素材には140双と言われる高密度のブロード(コットン100%)を使用しており、柔らかく滑らかな肌触りが特徴です。
ジャケットを羽織ることを前提にシャツの可動性をしっかりと考慮し、身体の曲線に沿ったパターンメイキングを採用しているのも特徴です。
また、優しい風合いの表情もとても魅力的。
洗いざらしでの着用でも楽しめます。
カジュアルからドレスシーンまで幅広くさりげない良さを感じられる一着です。
3 BKT by BROOKLYN TAYLORS
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2007年にニューヨークのブルックリンで夫婦で始めたスーツの仕立て屋がこのブランドのルーツ。
その仕立ての良さが瞬く間に評判となり、2011年に1号店をオープン。
そのカジュアルラインがBkT by BROOKLYN TAILORSです。
伝統的なテーラリングに基づきながらオリジナリティを加え、厳選したイギリスやイタリアのファブリックを用いて上質なスーツを生み出しているブランドだけあって、シャツの仕立てのクオリティも折り紙つき。
カジュアルラインであってもドレスの仕立てを踏襲し、美しいシルエットを楽しむことができます。
4 YAECA
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毎年定番でリリースするコンフォートシャツは、白シャツの新たなスタンダードと言えます。
スナップボタン、サイドポケット、脇の形状など、日常を支える道具として、細かいところまで考え抜かれたシャツは、シンプルな表情ながらもオリジナリティに溢れています。
シャツの定型に決してとらわれず、あくまでミニマルでありながら、革新的な試みがたくさん詰め込まれたヤエカのシャツ。
毎シーズンごとに少しずつアップデートされているのも楽しみのポイントです。
5 PORTER CLASSIC
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しっとりとした柔らかさとシルクのような光沢、ブランドを代表する KENDO シリーズと同じ「スビンゴールド糸」で織り上げた生地は、なかなか味わえないような贅沢な着用感です。
美しい仕立てながらも肩肘張らないリラックスシルエットが魅力的で、真夏でも腕まくりをしてラフに着用することがブランドより提案されているほど。
抜群の着心地と美しく空気を含んでおり、1秒でも長く着用していたくなるほどの仕上がりです。
超長綿に肌をなでられるかのような感覚が味わえる、とても贅沢なシャツです。
6 James Mortimer
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120年以上続くアイルランドのシャツメーカーであるジェームス モルティマーのリネンシャツは、アイルランドが誇る名作です。
カスタムシャツメーカーとして設立して以来、さまざまな名門ブランドのシャツの制作を請け負ってきました。
ブランドの最大の特徴とも言えるのは、アイリッシュリネン。
通気性がよく、洗濯してもすぐに乾き、堅牢でありながらも、高級感のある光沢を放つ存在感ある素材です。
ボタンにもカフリンクスにも対応するコンバーチブルカフスや、アイリッシュグリーンのガゼットなどのディテールがさりげなくも特徴的。
リネン素材独特の透け感もなく、気軽に、かつ贅沢に着用できる優しいシャツです。
7 FINAMORE
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フィナモレノ端正な作りのドレスシャツは本国イタリアでも高評価を受けています。
そのドレスで培ったテクニックを如何なく注ぎ込んで作られているカジュアルラインはファッション愛好家にとってはとても魅力的な一着に映るはず。
しっかりと高さある襟腰、大きく開いた襟など、イタリアの雰囲気を醸し出す襟型が人気です。
凹凸感と規則正しい柄が美しく、通気性に富む特徴のあるワッフル織りのシャツは主張し過ぎない織り柄なので使い勝手が非常に良いのも特徴。
洗いが掛かってより柔らかくなった生地感も魅力的です。
やや狭めな肩幅が特徴的なフィナモレのシャツは、その肩幅からは想像も出来ないほど動き易く、フィット感に長けています。
その秘密は「いせ込み」と「前ふりの袖付け」。
フィット感はありながらも身体にまったくストレスを与えない、なんだか不思議な極上の着心地を楽しむことができます。
8 AURALEE
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オーラリーのシャツはぜいたくが詰め込まれた一枚と言っても過言ではありません。
なんといっても、リラックスした生地感。
極細番手のフィンクスコットンを、旧式のシャトル機で、ゆっくりと高密度に織り上げたウェザークロス生地を採用しており、シャトル機による生地の味や膨らみ、原料による光沢感や肌触りの良さが楽しめます。
袖や裾には縫い返しがないため、着用感も軽く、美しいラインでファッションを楽しめるのも強みです。
オープンカラーのリラックスした雰囲気を存分に纏いながらも、品格を決して損なわないオーラリーのシャツ。
ゆったりと贅沢な気分で楽しめます。
9 KAPTAIN SUNSHINE
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着込めば着込むたびにどんどん魅力を増すシャツ。
カシミア・オブ・コットンと称されるペルー産ピマコットンを用いたコットンオクスフォードは、洗う程に綿が膨らみ、艶感はそのままという、まさに育てがいのあるシャツファブリックと言えます。
ワークやサファリのディテールをもとに構築された左右非対称の前身頃ポケットや、袖の中間に配されたターンナップスリーブディテールなど、男らしい印象も与えてくれます。
ヴィンテージのもった無骨な魅力を損なわずに現代のテイストと合わせた一品。
白シャツにとって、汚れは天敵であるというのが通説ですが、この一着は着用に伴う経年変化によって、より魅力を深めていけるという「育てる楽しみ」を存分に味わえる男のシャツです。
10 ENGINEERED GARMENTS
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ファッションフリークにはもはや説明不要のブランド。
注目したいのはワークウェアには使用されない上質なコットンポプリンを採用し、現代的な上品さを併せ持つシャツ。
ボタンまで統一されたホワイトカラーは、クリーンなニュアンスと、着込むことで増してゆく味わい深さを共存させます。
このアレンジは、ワークシャツの正統進化とも言えます。
11 BARBA
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仕立てのいいドレスのカラーシャツを探しているのであれば見逃せないブランド。
生地は高番手糸を使用しており、官能的で繊細はタッチが楽しめます。
現在さまざまなラインがあるバルバですが、特にドレスラインは襟の大きさ、開き、タイスペースのバランスが絶妙。
また、台襟が他のブランドよりも高さがある部分も人気を集めている理由です。
12 KICS DOCUMENT.
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デザイナー武石佳南子氏が手がけるキクスドキュメント。
ベーシックシャツは糸開発から縫製まで、全てが日本の工程で作られています。
ルーツはテーラリングにあり、全てのアイテムにその理論や考え方が取り入れられています。
糸開発から始まり、生地、付属パーツ、パターン、縫製、加工に至るまで、日本での物作りを徹底。
ハリがあるのにしなやかな肌馴染みの良さが魅力です。
一方で、前立てのディテールは、ヴィンテージへの深い造詣をもとに構築されており、シャツからはじまったという同ブランドならではの細かな作り込みを存分に味わえます。
13 COMOLI
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言わずと知れた、シャツの新機軸であるコモリ。
そのゆったりしたシルエットとコンフォータブルな着心地でファンを魅了し続けているブランドです。
織りから仕上げまで一貫して糸に負担がかからないように、旧式のスローな織り行程で仕上げたドレスシャツ生地を使用し、テールラインの美しいふくらみとカッティングを実装。
適切な素材選びとパターン構築によってもたらされた定番のコモリシャツは言わずもがなの名品。
14 CATARISANO
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1958年ジュジェッペ・カタリザーノ氏がカラブリア・カタンザーロにてカミチェリアを開き創設されたブランドであるカタリザーノ。
当ブランドのパターンオーダーは、すべて手裁断で行われ、クライアントの体型を考慮しながら裁断をしています。
そのため、柄合わせや立体的な縫製につながるパターンメイクが可能に。
洗練されたイタリアらしいディテールに確かな技術、体型とシャツへの理解が深く融合した一品。
15 RE-PURPOSE
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リパーパスのアイテムへの反骨精神と、ディテールへの執着心が垣間見えるシャツ。
最大の特徴は、ミリタリークリースをつまみ縫いのステッチで表現したディティールです。
軍人が式典の際に、アイロンで折り目を入れる風習からデザインソースを獲得。
フワッとしたシルエットや着心地のシャツが増えてきていますが、リパーパスのシャツは、前立てやカフスに強めの芯を使用しているため、パリっとした印象で着用できます。
厚めの貝ボタンやミリタリークリースも相まって、艶感のある男らしい雰囲気を醸し出すシャツに仕上がっています。
ぱっと見ではわからない、反骨精神のあるディテールが詰め込まれています。
まとめ
いかがでしたか?
おすすめのシャツブランドをご紹介してきました。
是非手にとってその違いを確かめてみてくださいね。