かかとガサガサの男性へ|削りすぎないケアと尿素クリームの使い方

  • 0
  • 0
  • 0
  • 0
入浴後にかかとへクリームを塗る40代の日本人男性

かかとのガサガサは、削って落とすより「削りすぎない」ことと「毎日の保湿」で整えるのが近道です。強く削ると、皮膚は身を守ろうとして角質をさらに厚くします。ふだんの対策は、入浴後に尿素クリームを塗る習慣だけで十分です。やすりは乾いた状態で、弱い力で、ときどき軽く当てる程度にとどめましょう。

結論早見表

疑問答え
なぜガサガサになる?かかとには皮脂腺がなく乾燥しやすいうえ、体重や靴の刺激で角質が厚くなりやすいためです。
削ってもいい?軽くならOK。ただし削りすぎは逆効果で、かえって硬くなります。
削る頻度は?最初の時期でも週1〜2回まで。落ち着いたら週1回程度か、ときどきで十分です。
尿素クリームは何%?カサつきなら10%、硬い角質なら20%が目安です。
ひび割れていたら?尿素はしみることがあるので割れた部分には塗らず、早めに皮膚科へ。
保湿しても治らない?かゆみのない「かかと水虫」の可能性も。皮膚科で検査を受けましょう。

かかとがガサガサになる原因は「乾燥・圧力・年齢」の重なり

靴下を脱いで乾燥したかかとを気にする40代の日本人男性

かかとは体重と靴の刺激を毎日受け、しかも自力でうるおいを保ちにくい場所です

かかとのガサガサの正体は、たまった古い角質です。皮膚はふつう、古くなった細胞が角質になって自然にはがれ落ちます。ところが、かかとはいくつかの理由でこの流れが乱れ、角質が残って積み重なりやすいのです。

原因1:かかとは自分でうるおいを作れない

かかとには皮脂腺がありません。そのため、自分で水分を保つことが難しく、外から保湿しないと乾燥が進みます。お風呂に入ると角質はやわらかくなりますが、そのまま何も塗らずにいると水分はすぐに逃げてしまいます。

原因2:体重と靴の刺激を毎日受けている

足裏は全体重を支えているため、毎日強い刺激を受けています。素足で歩くことや、サイズの合わない靴をはくことも負担になります。皮膚は刺激から身を守るために角質を厚くするので、立ち仕事や歩く量が多い人ほど硬くなりがちです。

原因3:年齢とともに生まれ変わりがゆっくりになる

年齢を重ねると、皮膚の新陳代謝はゆるやかになります。若い頃より小さな傷の治りが遅いと感じるなら、肌の生まれ変わりも遅くなっているサインです。乾燥も進みやすくなるため、40代以降は「保湿を習慣にする」ことが大切になります。

今日からできる対処は「入浴後すぐの保湿」から

入浴後に洗面所でかかとにクリームを塗る日本人男性

削るより先に、お風呂上がりの保湿を毎日の習慣にします

ガサガサを早く何とかしたくて、いきなり削りたくなるかもしれません。しかし、最初にやるべきは保湿です。次の流れを毎日続けてください。

手順1:入浴後、水気をふいたらすぐ塗る

お風呂上がりは角質が水分を含んでやわらかくなっています。タオルで軽く水気をふいたら、時間をあけずにかかとへクリームを塗ります。

手順2:のせるだけでなく、すり込むように塗る

かかとの硬い部分に、手のひらや指で円をかくようにやさしくすり込みます。かかとのふちまで、まんべんなく行き渡らせましょう。ただし、ひび割れて傷になっている部分は避けます。

手順3:塗ったら靴下をはいて保護する

尿素の入ったクリームを塗ったら、靴下をはいてしばらく保湿すると効果を高めてくれます。床やシーツにクリームがつくのも防げます。

手順4:日中は足に合った靴を選ぶ

家の中で素足で過ごす時間を減らす、サイズの合った靴を選ぶなど、かかとにかかる刺激を減らす工夫も続けましょう。

削るなら「乾いた状態で、弱い力で、たまに」

乾いたかかとにやすりを軽く当てるイメージ

削るのは、表面の段差を整える程度で止めます

角質がかなり厚い場合は、やすりで軽く整えるのも一つの方法です。ただし、角質は足裏を守るために必要なものです。削りすぎると皮膚が薄くなって傷つき、皮膚は身を守ろうとして、かえって角質をため込もうとします。削った直後はスベスベでも、数日後にはまた硬くなるという悪循環に入りやすいのです。

削るタイミング

理想は、お風呂上がりなど皮膚がやわらかく、表面は乾いている状態です。濡れたまま削ると角質が取れすぎることがあります。浴室でケアしたい人は、濡れた状態でも削れすぎない浴室用のやすりを選びましょう。

削る力と方向

力を入れず、往復させずに一方向へやさしく動かします。ときどき指で触って確かめ、段差がなくなり、なめらかになったらそこで終わりにします。皮膚が赤くなるまで削るのは削りすぎです。

削る頻度

角質が厚いケアの始めの時期でも、週1〜2回までにします。落ち着いてきたら週1回程度、さらに気にならなくなったら、ときどき当てるくらいで十分です。1回で全部取ろうとせず、数回に分けて少しずつ薄くしていきます。

削ったあとは必ず保湿

削ったあとに保湿をしないと、削る前よりカサつきが目立つことがあります。やすりを使った日こそ、すぐにクリームを塗りましょう。

尿素クリームの選び方と正しい使い方

洗面台に置かれたラベルのない白いクリームのチューブ

尿素クリームは濃度で役割が変わります

かかとのように角質が厚い場所には、表面をおおうだけの保湿より、角質にしみこんでうるおす成分が向いています。その代表が尿素です。尿素には、余分な角質をやわらかくする働きと、水分を抱えて肌のうるおいを保つ働きの2つがあります。

濃度は「10%」と「20%」で使い分ける

目安として、10%は保湿が中心で、広い範囲のカサつきに使いやすい濃度です。20%は硬くなった角質をやわらかくしたいときに向いています。かかとがゴワゴワして硬いなら20%、カサつきが中心なら10%から始めるとよいでしょう。顔は皮膚が薄いため、20%のような高濃度のものは刺激を感じやすく、顔への使用は避けるのが無難です。

塗る回数は「箱の表示どおり」に

市販の尿素クリームは、パッケージにある用法・用量を守って使います。「1日数回」とあれば、入浴後に加えて朝や寝る前など、乾燥が気になるタイミングで塗り足します。保湿の手ごたえは比較的すぐに感じられますが、角質がやわらかくなるのは数日から数週間続けてからのことが多いので、焦らず続けてください。

ひび割れには塗らない

尿素は、ひび割れや傷のある部分に塗るとしみることがあります。割れている部分には使わず、まずは皮膚科に相談しましょう。ピリピリした刺激が強い場合も、使うのをやめて医師に相談してください。

Amazonで尿素20%のクリームを見る

おすすめの道具の選び方

洗面所の棚に並ぶ足用やすりとクリームと綿の靴下

道具は「削れすぎないこと」を基準に選びます

道具選びのポイントは、性能の高さより「削れすぎないこと」です。毎日の主役は保湿クリームで、やすりはあくまで補助と考えましょう。

やすり:目が細かくそろったものを選ぶ

角質が厚く硬いものの、ひび割れはない人には、目が規則正しくそろったやすりが向いています。お風呂で使いたいなら、濡れても削れすぎない浴室用かどうかを確認しましょう。

軽石・カッター:初めての人には向かない

軽石は削る量を調節しにくく、入浴中のふやけた皮膚では削りすぎやすい道具です。刃で角質をそぎ取るカッタータイプは削る力が強く、力加減を誤ると削りすぎにつながります。慣れないうちは避けたほうが安心です。

クリーム:尿素の濃度で選ぶ

前の章のとおり、硬さが気になるなら尿素20%、カサつき中心なら10%が目安です。医薬品として販売されている尿素クリームもあるので、箱の効能や使い方を確認して選びましょう。

靴下:塗ったあとの保護用に1足

クリームを塗ったあとにはく靴下を、ケア用として用意しておくと続けやすくなります。

Amazonでかかと用やすりを見る

やってはいけないことと、皮膚科へ行く目安

落ち着いた雰囲気の皮膚科の待合室のイメージ

保湿を続けても良くならないときは、自己判断をやめて受診を

かかとケアでよくある失敗は、「早く治したい」という気持ちから来るものです。次のことは避けてください。

やってはいけないこと

ゴシゴシ強く削る。皮膚が傷つき、かえって角質が厚くなります。

毎日削る。削る頻度が多いほど、皮膚は守ろうとして硬くなります。

削ったあとに保湿しない。数日で元に戻り、前よりカサつくこともあります。

濡れたまま普通のやすりで削る。ふやけた皮膚は取れすぎます。

ひび割れに尿素クリームを塗る。しみることがあり、悪化させるおそれがあります。

乾燥したまま放っておく。ひび割れが進むと、出血することもあります。

皮膚科へ行く目安

保湿をしても乾燥が治らない、粉をふいたような状態が続くという場合は、かかと水虫(白癬)の可能性があります。かかとが厚くガサガサになる「角質増殖型」の水虫は、かゆみがほとんどないため、ただの乾燥と思い込んで放置されがちです。水虫なら保湿だけでは治らず、薬を長く塗り続ける必要があります。ひび割れがある場合や、セルフケアで良くならない場合も、自己判断せずに早めに皮膚科で相談しましょう。持病で通院中の人は、自分で削る前にかかりつけ医に相談しておくと安心です。

よくある質問

Q. かかとの角質は、どのくらいの頻度で削ればいいですか?

角質が厚い最初の時期でも週1〜2回まで、落ち着いてきたら週1回程度か、ときどき軽く当てる程度で十分です。1回で取りきろうとせず、触ってなめらかになったらやめましょう。削ったあとは必ず保湿します。

Q. 尿素クリームは10%と20%のどちらを選べばいいですか?

カサつきが中心なら10%、ゴワゴワと硬くなった角質が気になるなら20%がひとつの目安です。ひび割れがあるとしみることがあるため、割れている部分には塗らないでください。

Q. 保湿を続けてもかかとのガサガサが治りません。どうすればいいですか?

かゆみがなくても、かかとが厚く粉をふいたようになる水虫(角質増殖型)の可能性があります。自己判断で削ったり塗ったりを続けず、皮膚科で検査を受けて原因を確かめましょう。

SNSもチェック!