ファッションの基本とも言っていいジーンズ。
一言でジーンズと言っても、形、色、素材、ダメージ具合などなど各ブランドによって特徴大きく変わってきます。
かなりの種類があるブランドの中でも間違いないブランドをご紹介していきます。
ジーンズ選びの際の参考にしてみて下さいね!
目次
1 Levi’s/リーバイス
出展:http://levi.jp/
デニムといえばこのブランド。
創業者、リーバイ・ストラウスによって1853年に興された世界的なブランドです。
当初は雑貨や、生地を扱う商店としてスタートしましたが、ゴールドラッシュに集まる労働者達に向けて作業用のズボンを製造し販売。
その後リーバイスから生地を買っていたジェイコブ・デイビスという人物とともに、金属リベットによる衣服の補強に関する特許を取得し現在のジーパンの原型が完成させました。
1880年代にはジーパンの素材がキャンパス地からデニム生地に変わり、世界で最も古いジーンズが生産され「XX(エクストラ・エクシード)」という呼称が使われるようになりました。このXXは現代でも復刻が行われ、最も人気なモデルの一つです。
さらに様々なモデルが発表されるとともに俳優などもリーバイスを着用、作業用アイテムからファッションアイテムとしての地位が確立されていくとともに、リーバイスの名も世界中へと広がっていきます。
ヴィンテージアイテムに至っては数百万円で取引されることもあるほど熱狂的なファンを多く抱えるブランドです。
出典:http://www.mensclub.jp/
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1-1 リーバイスで人気のモデル
特に人気なのが501シリーズ。
リーバイスの「501」は、時代に合わせてさまざまな変化を遂げており、ジーンズの中でも頂点に君臨するモデルです。ヴィンテージが高額で取引されているのもこのモデルがメインになります。
原点でもあり、常にトレンドを牽引する存在でもある501ですが、501にもいくつか種類があります。
ジーンズ好きなら必ず手に取りたいモデルです。
1-1-1 501/大戦
出展:http://levi.jp/
名前のとおり第二次世界大戦中に作られたモデル。
物資の節約を余儀なくされた時代のモデルで、独特のディティールなどが世界中のファンに愛されています。
大戦モデルは全アイテムが年代物かつ、物資不足や人手不足によりアイテムごとのばらつきある表情がオリジナリティを保有したデッドストックであるため、もはや1本1本がジーンズの歴史を語りうる存在と言える高い希少性をもっています。
そのためにサイズ、状態が理想的な大戦モデルを探すことはなかなか困難。
望ましいサイズ、状態のアイテムが姿をあらわすまで10年待つファンもいるほど。
アイテムによっては数百万円で取引されることもある、誰もが憧れを持つモデルです。
参考価格:アイテムに準じる
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1-1-2 501/1947
出展:http://levi.jp/
いわゆる47(ヨンナナ)と呼ばれるモデルです。
1947モデルは第二次世界大戦後のモデルとなります。
物資不足により大戦モデルでカットされていたディテールも復活し、使われる機械の性能が上がったため、それまでのモデルにあった製品ごとの仕上がりの差はなくなりました。
常に高品質のジーンズを提供できるようになったモデルでもあります。
現代でも復刻版が多く出ており、特に人気のモデルです。
ジーンズを楽しむ人の1つのゴールでもあります。
参考価格:¥30,000〜(リプロダクト価格)
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2 LEE/リー
出展:http://lee-japan.jp/
1889年に、ヘンリー・デビッド・リーが「H.D.Lee.マーカンスタイル・カンパニー」として、アメリカのカンザス州で誕生したブランドです。
当初は実はジーパンのブランドではなく、食品と雑貨の卸売り業を生業としていました。
その後1911年、ブランド独自の衣料用品の開発をスタートさせ、デニム関係の製品を作ったことがジーンズブランドとしての始まりと言われています。
当時カンザスに多くいた労働者は丈夫な衣類を必要としており、そのニーズに応えることがジーンズ作りを始めたきっかけとなったそうです。
リーは新聞広告などの全国的な広告展開をすることによって、西海岸以外でのワークウェア市場でリーバイスを含めた他のメーカーを圧倒するほどの人気を博していきます。
その後1970年代には日本にも本格上陸を果たし、人気を拡大していきます。
出典:smartlog.jp
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2-1 LEEで人気のモデル
2-1-1 101
出展:www.highsnobiety.com
LEEの代表作とも言える1o1。
数多くの名優に愛されてきたモデルです。
特にジェームス ディーンが履いたことで人気を大きく加速させています。
男らしい無骨な雰囲気を残しながらもシルエットを美しく保ってくれる絶妙なデザインは、長い時を経ても愛される理由となています。
参考価格:¥17,000〜
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2-1-2 203
出展:edwin-ec.jp
腰から足元にかけてしっかりとしたラインをつくることができるテーパード型のジーパンです。
近年のトレンドをしっかりとくみ取った形となっており、そのシルエットは伝統的なシルエットを重んじながら上品かつ美しい形を描きます。
どんなスタイルにも馴染む使い勝手のいいジーンズです。
参考価格:¥10,000〜
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3 A.P.C./アーペーセー
http://www.apcjp.com/
A.P.C.とは “Atelier de Production et de Creation(アトリエ・ドゥ・プロデュクシオン・エ・ドゥ・クレアシオン)” 、すなわち「生産と創造の工房」の略です。 “自由な発想” に基づいたクリエィティビティを形にしていくアトリエとして知られています。
ブランド創始者でありデザイナーのジャン・トゥイトゥが独自のビジョン、コンセプトをもって、1987年より20年以上に渡り創り上げてきました。
とくにジーンズが人気を博しており、キレイめにはけるサイズ感がファンを多く獲得しています。
出典:www.otokostore.co
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3-1 A.P.C.で人気のモデル
3-1-1 petit standard
出展:www.contextclothing.com
「体のラインにぴったりとしたジーンズは好きだけど、パリ6区や原宿、ニューヨークのローワーイーストサイドでよく見る、ロック好き御用達のデニムとは違った履き方をしたい」という気分の人の為にA.P.C.が提案するスリムラインの新定番ジーンズです。
だいぶヒネったコンセプトではありますが、足を通せば普通の細身とは違う何かを感じられるはず。
股上が浅く、ヒップとレッグをよりスリムに、ストレートなラインが出せるように裾が軽くテーパードがかっているのが特徴です。
リジットからの育てがいもあるモデルです。
参考価格:¥20,000〜
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3-1-2 petit new standard
出展:www.contextclothing.com
プチスタンダードとニュースタンダードのよいところをかけ合わせたニューモデルです。
他モデルと比べて股上を深く取り、ウエストや足まわりもゆったりめのサイズ感ながら、膝から裾に向けてきゅっと細身に仕上げられているのが特徴です。
股上は深めでニュースタンダードに近く、ヒザから裾にかけてのテーパードはプチスタンダードより強めで脚にフィットするシルエットを実現。
リーバイスを生産していた物と同種の力織機によるコットン100%のデニム地は風合いも抜群です。
参考価格:¥20,000〜
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4 DENHAM/デンハム
出展:http://www.denhamthejeanmaker.com/
DENHAMは、2008年、デザイナーであるJason Denham(ジェイソン・デンハム)氏によってオランダ・アムステルダムで誕生しました。
ジェーソン・デンハムのキャリアは1992年、U2のジーンズを製作しているJoe Casley-Hayford(ジョー ケイスリー ヘイフォード)のワークショップから始まりました。
その後Pepe Jeans(ペペジーンズ)のプロダクトマネージャーとしてキャリアを積んだ後、ヨーロッパのデニム市場に於ける明確な位置付けを確立させています。
DENHAMは
「The truth is in the details.」「Worship tradition, and destroy, convention.」ディテールの中に見いだされる真実。(神は細部に宿る) 伝統を重んじ、しきたりを壊す。(リサーチ+イノベーション)という独自のアプローチをブランドのスタンダードとしています。
出典:www.look-inc.jp
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4-1 DENHAMで人気のモデル
4-1-1 RAZOR MVS
出展: www22240u.sakura.ne.jp
数あるデンハムのラインの中でも、レイザーは世界で一番売れているモデル。
同ブランドでは2番目にスリムなモデルにあたり、美麗なシルエットも人気の理由となっています。
履きこむごとにデニムならではの硬派な色落ちも楽しめる、非常にバランス感覚に優れた1本といえます。
参考価格:15,000〜
4-1-2 DRILL HD
出展:store.shopping.yahoo.co.jp
ドリルは同ブランドの中ではややワイドなシルエット。
とはいえしっかり美脚効果が得られるのは嬉しいところ。
長年はき込んだようなヴィンテージ加工をプラスし、ライトなブルーが涼しげな雰囲気を演出してくれます。
参考価格:19,000〜
5 orSlow/オアスロウ
出展:http://www.orslow.jp/
デニムを中心とする日本のファッションブランド。
2005年に仲津一郎がオアスロウをスタートしました。
19世紀終わりから20世紀にかけた時期のスタンダードな服、特にミリタリーウェアやワークウェアと現在もファッションとして着られる服からインスピレーションを受け、“slow(ゆっくりと)”に自身のフィルターを通してデザイン、めまぐるしく変わっていく現代社会においてゆっくりと手を掛けた物作りを行っています。
製品に関してはヴィンテージのマシンを使い、日本製に拘ったクオリティーの高いアイテムを生産しています。
デニム以外にもチノパンやペインターパンツ、アメリカンカジュアルのアイテムを展開しています。
肩肘張らずに楽しめるアイテムが多く、リラックスした雰囲気にぴったりのブランドです。
出典:item.rakuten.co.jp
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5-1 orSlowで人気のモデル
5-1-1 STANDARD DENIM 105
出展:sculpstore.co.kr
リーバイス501XXをベースにしたスタンダードかつベーシックなストレートシルエットが特徴のライン。
独特のネップ感が特徴的な13.5オンスの生地は、60年以上前と変わらない製法で当時の機械で織られています。
セルビッジや紙パッチ、生地など細部にいたるまでヴィンテージ感を見事に再現しているためジーンズファンも楽しめる1本。
参考価格:18,000〜
5-1-2 PAINTER PANTS 2YEAR WASH
出展:wardrobe-kaitori.com
9オンスの薄手のオリジナルデニム生地を使用したペインターパンツです。
ハンマーループやスパナポケットなどのワーク感あるディテールはそのままに、ペインターパンツにありがちな太すぎるシルエットを回避できたことで着回しが効くのが特長。
参考価格:18,000〜
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6 RRL/ダブルアールエル
出展:http://www.ralphlauren.co.jp/
ラルフローレンが1993年にスタートさせたブランド。
ブランド名の由来はラルフローレン夫妻のイニシャルを冠してコロラド州に作られた「RRL牧場」からといわれ、 ラルフローレン氏がこよなく愛するカントリー、そしてヴィンテージの魅力を現代に蘇らせたコレクションです。
ヴィンテージテイスト溢れるディティールや素材、ユーズド加工にこだわった、ワーク・ミリタリーをルーツとするライン。
発表時から、日本でも話題性が高く、瞬く間に人気ブランドとなりました。
98年に生産中止を発表、その後2001年、ニューヨーク、ロサンゼルス、パリにオンリーショップを構えファン待望の復活を遂げます。
発表当初と変わりない旧き良き時代の暮らしとワークウェアを上手く取り入れたスタイルに上質な素材、確かな縫製、ヴィンテージディテールの追求ととどまることなく、現在もアメリカンスピリットを体現するブランドとして昔からのファンだけでなく、新たなファンも獲得し続けています。
出典:www.yukihira.jp
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6-1 RRLで人気のモデル
6-1-1 Slim Fit
出展:kroywen.jp
リジットと、ワンウォッシュのアイテムがあるライン。
シルエットは膝下にかけてややテーパードがかかる非常にすっきりとしたシルエット。
ベーシックなデザインですが、RRLらしいジーンズへのこだわりが細部にまで見えるアイテムです。
リジットから育てるのも楽しい1本です。
参考価格:30,000〜
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7 Wrangler/ラングラ―
出展:http://edwin-ec.jp/
ラングラーは様々なワークウェアカンパニーが合併、統合してできた会社です。
その起源となったのは、作業着のメーカーだったブルーベル社のウエスタン部門の一ブランドだと言われています。
ロデオライダーやカウボーイ向けのジーパンブランドとして有名になっていきました。
また1974年にはアメリカにおけるプロのロデオカウボーイ協会のスポンサー、さらに2001年からはナショナル・ファイナルズ・ロデオの冠スポンサーにもなっています。これらの働きによって、実際の乗馬の場面や多くのカウボーイが、ラングラーのジーンズを愛用していると言われています。
歴史的にはリーバイスやLeeよりも後発のブランドですが、世界で初めてジーンズにデザイナーを起用したり、前述の全米ロデオ協会のスポンサーになったりと他ブランドと差別化を図った結果、アメリカで一番シェアの高いジーンズブランドにまで成長しました。
ちなみにジーンズという言葉自体、ラングラーが最初に商品に使ったことでも知られています。
出典:my-levis501.blogspot.com
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7-1 Wranglerで人気のモデル
7-1-1 13MW
出展:radical06.exblog.jp
このブランドを代表する11MWの後継として1964年に誕生したのが、この13MW。
カウボーイからの評価が非常に高く全米の協会からカウボーイ公式のジーパンとして認定されています。
基本シルエットはルーズなストレートとなっており、クセが少なく使いやすいデザインです。
参考価格:10,000〜
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8 TELLASON/テラソン
出展:harmonia-jp.com
テラソンは2008年サンフランシスコで立ち上げられ、創設したトニー・パテラ(Tony Patella)とピーター・シアソン(Peter Searson)2人のファミリーネームを捩ったことが名前の由来。
テラソンは、LEVI’S”XX”の生地を生産していた事で知られるコーンミルズ社の生地を使用した、履き込むごとにヴィンテージデニムに近い色落ちを再現するようなジーンズを生産しています。
裁断と縫製など全ての行程がアメリカ・サンフランシスコで行われ、高クオリティにも関わらずコストパフォーマンスに優れたジーンズが世界中で多くのファンを魅了しています。
出典:www.freaksstore.com
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8-1 TELLASONで人気のモデル
8-1-1 ANKARA
出典:www.freaksstore.com
501のような一般的なストレート、クセの無いプレーンなシルエットのボタンフライ5ポケットジーンズ。
テラソンがコーンミルズ社に別注し、ホワイトオーク工場にて生産された14.75ozのセルビッチデニムを使用しています。レザーパッチはポートランドのレザーグッズブランド、タナーグッズが作成した物になります。
リジッドの状態ではインディゴの香りがし、綺麗なブルーに色落ちしてくれます。
ポケットのステッチはブランド名の頭文字である”T”を表しており、色落ちするにつれてはっきりと浮き上がってくるように計算されているのもポイント。
参考価格:25,000〜
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9 Nudie Jeans/ヌーディ―ジーンズ
出展:www.selfedge.com
2001年、スウェーデンで創業したジーンズのブランドです。
Maria Erixonを中心にJoakim Levin、Palle Stenbergの3人でスタートしました。
ブランドの創業前は3人ともLee で働いていたようです。
拠点はスウェーデンですが、ジーンズの生産はイタリアで行っています。
公式サイトには、短期的なトレンドを意識しないことを打ち出しており、ヌーディージーンズは「キャットウォークからかけ離れたところに位置し、日常生活を反映したもの」と表現されています。
“デニムは履き続けるうちに、ジーンズがその人の「第二の肌」になり、「裸に近い感覚」「パーソナル」になる”といったコンセプトを持っています。
シルエットの美しさに特に定評があります。
出典:xn--bckr3bb3dvf5dpb2bxe.com
商品の詳細はこちら
9-1 Nudie Jeansで人気のモデル
9-1-1 THIN FINN(シンフィン)
出典:zozo.jp
ヌーディージーンズの中で一番人気のモデル。
今では定番となったスキニーを広めたアイテムの一つでもあります。
股上はやや深い程度のルーズさ、そしてテーパードが効いた裾のタイトさが相まって絶妙なシルエットを生み出しています。
スタイルをよく見せてくれるジーンズです。
参考価格:¥20,000〜
商品の詳細はこちら
9-1-2 TAPE TED(テープテッド)
出典:item.rakuten.co.jp
一番人気のTHIN FINNをアレンジしたモデルになっており、同ブランドの入門としてもオススメです。
バックヨークを長くとり、股上を深めにしてあるのが特徴。
腰回りを広く、そして裾に向けてテーパードしているのでメリハリの効いたシルエットになっており、様々なコーディネートとマッチしてくれます。
バックポケットも下に位置しているので、ゆったりと履きこなしているように見える仕様です。
参考価格:25,000〜
商品の詳細はこちら
まとめ
いかがでしたか?
ジーンズのオススメブランドをご紹介しました。
オシャレのテッパンアイテムであるデニムにこだわることは、ワンランク上の着こなしを作ること間違いなし!
是非参考にして、オシャレでカッコいいブランドからお気に入りの1枚を見つけて下さい!