おしゃれなインテリアを作り出す上で欠かせない知識、テクニック。
今回は誰から見ても「オシャレな部屋だな」と思わせる事が出来るようになるテクニックをご紹介していきます!
- お部屋をお洒落に演出したいけど、どこから手を付ければいいのか分らない…
- 何をどうしたらお洒落な部屋になるの?
そう思った時は、お部屋をお洒落にする為のポイントを思い出して、是非実践してみて下さいね!
目次
1 自分のライフスタイルをしっかり把握しよう
お部屋作りの第一段階とも言える重要なポイント。
雑誌で見つけた素敵な部屋でも、自分が居心地良く過ごせるとは限りません。
おしゃれな部屋を作れない人の共通点として、「自身のライフスタイルをしっかり認識していない」という共通点があります。
自分がいつもどんな風な生活を送っているのか、どんな世界観が好きなのかを整理して、部屋のスタイルを決めていきましょう。
その上で何を配置すべきか、どこで買うべきかを考えます。
ナチュラル系、サーフ系、アジアン系、モダン系、北欧系、和風などなど様々なスタイルの中で、そのスタイルを真似るのは手っ取り早いですが、「自分に合わなくて何だかくつろげない…」なんて事も多くあります。
上辺だけオシャレな部屋に自分のライフスタイルを合わせるのではなく、自分のライフスタイルに合った部屋のイメージを元にお部屋を作り上げていきましょう。
2 どんなシーン、雰囲気でインテリアを楽しみたいのかを考えよう
先ほども少し触れましたが、
「インテリアをオシャレにしてみたけど、くつろげない…」
こんな意見、とても多いんです。
自分のライフスタイル、気分が本当に求めているインテリアの雰囲気って、実はあまり意識できていないものです。
例えば、のんびりリラックスしたい部屋なら、下記の左の画像ように、「上(天井)が明るく、下(床)が暗い」事が大切な条件になります。
これはいつも太陽が上にある事も少なからず影響しており、自然な日常の生活に近いために、安定感を感じてリラックスできるんです。
これは人間の生理的な感覚なんですね。
ナチュラル系やサーフ系などがのお部屋がこのイメージに近いです。
出典:http://aflat.asia/
言われてみれば左のお部屋の方が安定して見えませんか?
軽い色が上、重い色が下だと安定した印象に、
軽い色が下、重い色が上だと不安定な印象に
なるんですね。
そのためムードある雰囲気の部屋なら右の画像のように、「上(天井)が暗く、下(床)が明るい」事が大切になります。
暗い色、重い色が上にあると部屋に動きが出るために、感じる距離感も変化し、狭いお部屋でも広く感じさせることが出来るのも特徴。
このライトの効果は、夜に足元がライトアップされているイメージを考えてください。
非日常感のあるこの状態は、不安定感を感じさせ、心の揺れ幅が大きくなります。
アジアン系が代表各ですね。
余談ですがイルミネーションデートが成功する確率が高いのは、この非日常感により心の揺れ幅が大きくなっている事も要因の一つなんだそうです。
インテリアのコツは「意識して無意識を感じさせる事」にあります。
「心が落ち着く部屋」「心が動く部屋」。
これを意識するだけでインテリアの方向性を考える上での重要なポイントを把握できるようになるんです。
3 インテリアのメインになるカラーを決めよう
どんなお部屋にしたいか、その部屋でどんな気分で過ごしたいかを考えた後は、今度はメインになる色を決めましょう。
ここで意識したいカラーは三種類。
ベース(メイン)カラー、サブカラー、アクセントカラーです。
このカラー比率にも黄金比があるとされています。
- ベースカラー…全体の70%
- サブカラー…全体の25%
- アクセントカラー…全体の5%
この比率を覚えておきましょう。
この比率を守れば、インテリアを構成する事で全体のバランスを取る事が出来ます。
インテリアではお部屋の壁や天井が大きな面積を占めますので、その色がそのままベースカラーになる事が多いです。
そのため、ベースカラーとしてはオフホワイトやブラウンが一般的に合わせやすい色となります。
そこにサブカラーとして、作ってみたい部屋のイメージに合わせてブルーや、レッド、オレンジだったりグリーンだったりと合わせるカラーを選んでいきましょう。
最後にアクセントになるカラーを差し込むのもポイントです。
3-1 暖色系と寒色系の効果
出典:http://aflat.asia/
左の画像のように、赤、オレンジ、黄色などの暖色系の色相は「膨張色」「進出色」と呼ばれ、実際よりも大きく前にせり出して見えるのが特徴です。
メインカラーに使うと暖かい雰囲気になりますが、部屋は実際より狭く感じられます。
反対に右の画像のように青緑、青、青紫の寒色系の色相は「収縮色」「後退色」と呼ばれ、実際の面積より小さく、引っ込んで見えます。
この為、メインカラーに使うと暖色系より部屋を広く見せる事が出来るのもポイントです。
4 覚えておきたいカラーごとの心理作用
インテリアにおける色のイメージは人の心にも大きく影響するんです。
色の持つ心理作用を使って、お部屋のイメージを考えてみましょう。
- 温暖色:耐用や火を連想して温かさを感じるイメージ
- 寒暖色:水や氷を連想して涼しさを感じるイメージ
- 中性色:温かくも冷たくもなく中間のイメージ
上記の表を参考に、部屋のカラーを考えてみてください。
5 アクセントカラ―を効果的に使おう
アクセントカラーの無いお部屋ははメリハリがなく感じられてしまいます。
アクセントカラ―を導入する事で、視線の行き場所を意識的に決める事ができ、部屋にメリハリがうまれグッとオシャレさをアップしてくれます。
出典:http://interior-coordinate.info/
上記の画像はファッションでも使われる色相環。
黒やグレー、白が混ざらない最もピュアな「純色」を基準にリング状に並べたものを色相環といいます。
ちょうど「反対側にある色同士が補色の関係にある」と考えられ、お互いの色を目立たせる効果があります。
アクセントカラ―を取り入れる時は、べースカラーやメインカラーに溶け込まないよう、メリハリがつくようにバランスを考えて選んでみてください。
出典:http://simplemodern-interior.jp/
ホワイト、黒でまとめた重厚感のあるリビングのカラーバランス例です。
無彩色の中にアクセントカラーとして有彩色を取り入れています。
出典:http://simplemodern-interior.jp/
ナチュラル感のあるリビングの例。
暖色である赤とオレンジ、中間色の緑を上手くアクセントにした暖かみのあるコーディネートになっています。
6 お部屋の中での目線を意識しよう
案外見落としがちな「目線」への意識。
背が高い家具を揃え過ぎても閉塞感のある部屋になってしまいますし、背が低すぎても広い子供部屋みたいになってしまいます。
ここで意識したいのは目線の高さにインテリアを揃えるという事。
部屋で自分が過ごす時間の多い場所を基準に考えてみてください。
お部屋でずっと立っている人はあまりいないのではないでしょうか?
だいたい居心地のいいソファーやベッドに座っている事が多いですよね。
なので、最も居心地良く、長く過ごせる場所からの目線をインテリアの基準として考えてみてください。
ちなみに背が高い家具よりも、少し低めの方が視線が通り易いのでお部屋は広く見えます。
家具の高さをある程度そろえておくと、 統一感も出て雰囲気にまとまりが出ます。
7 間接照明と植物を活用しよう
出典:http://magazine.ietty.me/
ほんのり照らされる部屋に、さり気ない観葉植物。
これはおしゃれインテリアの決め手です。
空いたスペースに観葉植物を置いてみる事で部屋の雰囲気はグッと変化します。
間接照明を置くときは、テレビなどの家具の裏側から照らしてみたり、天井に向かって観葉植物を下から上に照らすなど、あえて空間に陰影を作るようにすると部屋にメリハリが生まれ、リラックスできる空間を作ることができますよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回はおしゃれなインテリアを作り出すポイントをご紹介してきました。
是非参考にしてみてくださいね!