社会にすっかり定着したクールビズ。
ノーネクタイ・ノージャケットが一般的に浸透しましたが、なかには「身だしなみがだらしない」という声も…。
だらしない身だしなみになっては本末転倒ですよね。
そこで問題に上がる事が多いのが「ネクタイ」。
デザイン云々よりも、着用のすべきかどうかで悩まれる方がとっても多いアイテムなんです。
この記事ではクールビズのネクタイ着脱の考え方に関しておさらいしていきましょう。
目次
1 クールビズってネクタイは本当になくてもいいの?
出典:www.beams.co.jp
クールビズの基本的なスタイルは「ノーネクタイ・ノージャケット」。
「ネクタイ着用、ジャケット着用をしなくてもいいよ。」って意味ですね。そのままです。
実は環境省によると、結構詳しく定義されていて、「半袖シャツは良いがポロシャツは不可」、「チノパンは良いがジーンズは不可」などなど、いくつか項目が設けられていますが、ノーネクタイ・ノージャケットという認識が最も強く定着していますね。
通常のビジネススタイルから、ジャケットとネクタイがなくなったスタイルをクールビズと考えて問題ありません。
2 なんでクールビズって出てきたの?
出典:www.firstbreath.co.jp
なぜそんなクールビズが出てきたかというと、
「夏場の軽装によって冷房を節約し、地球環境を配慮するため」という環境への配慮からなんです。
「ビジネスマンが暑そうだから涼しくしてあげよう」って事ではないんです。
そのためにビジネスマナーが軽視されるようになったわけではないという事はしっかり覚えておきましょう。
実施期間は会社によって異なる部分もありますが、一般的には6月から9月末までとされています。
それ以外の時期には従来のビジネススタイルが求められます。
3 ネクタイだけ外してもジャケットが必要になる場合も
場面によっては、クールビズの期間であっても、ネクタイ・ジャケットともに必要とされるケースも。
例えば古くからの習慣に基づいた企業や場面では現代的なクールビズの考え方が受け入れられない場面も多く見受けられます。
また、ネクタイだけは外してもOK、だけどジャケット着用が求められる場面も。
このことからジャケットを着ないというのがビジネスシーンでは失礼にあたると考える人もいるようです。
かなりケースバイケースですね。
4 社内でのノーネクタイの考え方は?
自社が期間中にクールビズを推奨し、自社内で仕事をする部門の場合は、ネクタイは着用しなくても問題ありません。
役職の高い人が出席する社内の重要な会議に、新入社員が出席するような場合でも、会社がノーネクタイを推奨しているのでネクタイなしで問題なしです。
5 お客様対応の際の考え方は?
来客時の対応もクールビズ期間中はネクタイなし、実はこれは失礼にあたりません。
来客時でも社内での考え方同様に、「自社のルールの上で業務を行っている」という意味においてノーネクタイでお客様を応対しても失礼にはあたりません。
そうなるともちろんジャケットを着用しなくても問題はありません。
しかし上司がネクタイを着用して応対するようなお客様の場合、特別重んじる必要のあるお客様の可能性があるために注意しましょう。
期間内外限らず上司のスタイルに合わせるように心がけてください。
また、自身お客様先に出向いていく場合、失礼にあたる可能性を少しでも抑える為、最低限ネクタイだけでも鞄に忍ばせておきましょう。
互いの会社でクールビズへの考え方が異なる場合があるからです。
まとめ
クールビズは様々な考え方があります。
上司に合わせたスタイルをとる
お客様先に行くときはネクタイを忍ばせておく
など細かいTPОへの配慮が求められます。
その時にあった適切な着こなしを意識しましょう!