冬場アウターのレイヤーとして大活躍するニット。
毎日着るからって安物ばかりで揃えていませんか?
ニットはとてもシンプルなアイテムゆえに、チープなニットは見た目で差が出てしまいます。
今回は10年先も着ていたい上質なニットを厳選して紹介いたします。
目次
1.10年先も着れるニットの特徴
1-1.普遍的なデザイン
出典 : http://www.e-explorer.jp/fs/explorer/1168160004
ニットは時代によって、ネック(首まわり)の形や素材、裾丈などのデザインに多少変化があります。
しかし、いつの時代もファッションフリークたちを惹きつけて止まないニットとは常に「普遍的なデザインのニット」でした。
流行り廃りのないベーシックなデザインはどんなコーディネートにも、暖かさと程よい上品さを与えてくれます。
10年先も着ていたい…そんな一生モノのニットを購入される際には、奇をてらったデザインよりも普遍的なデザインを選択することをお勧めします。
1-2.丁寧で丈夫なニッティング
出典 : http://toyokeizai.net/articles/-/81331
いくら普遍的なデザインのニットを選んでも、あっという間に劣化してしまったのならばそれは「丁寧で丈夫なニッティング」のニットを選ぶことができていなかったということになります。
ピンときたシンプルなデザインのニットを見つけたらまず、タグに表記されているブランド名を一度確認し、検索エンジンで調べてみましょう。
もし本当にモノづくりに自信のあるブランドならば、ニットについても「編み方」「素材」などについて詳しい説明が載っているはずです。
ものづくりのバックボーンにまで思いを馳せた時に本当に共感できる一枚を手に入れましょう。
2.10年先も着ていたい至高のメンズニットブランド 8選
今回は10年先も着ていたいニットとしてファッシャーマンズニットに絞ってご紹介します。
フィッシャーマンズニットとは、イギリスやフランスの漁師たちが着用していたニットのこと。
古くから海で働く粗野な男たちの冬の味方でした。
ざっくりとした着用感…何年着込んでもクタッとしない丈夫な作りが魅力です。
2-1.Le Tricoteur
出典 : http://zozo.jp/shop/bshop/goods/14447225/?did=31340741
Le Tricoteur(ル トリコチュール)のガンジーニットです。
ガンジーニットとはフィッシャーマンズニットの一種で、イギリスとイタリアの間に位置するガンジー島の漁師たちが着用していたニットのこと。
今もなおオールハンドメイドで丁寧に紡がれるLe Tricoteurのガンジーニットは、目が詰まっていて暖かくとても丈夫。
1枚は持っておきたい冬場に大活躍ニットです。
参考価格 : ¥21,384円(税込)
2-2.Guernsey Woollens
出典 : http://zozo.jp/shop/journalstandard/goods/15311817/?did=32547555
イギリス発、Guernsey Woollens(ガンジーウーレンズ)のガンジーニットです。
伝統的なディテールを継承しているため、海で忙しく働く男たちのことを考え、前後逆でも着用できるような仕様になっています。
着れば着るほど私たちの体に馴染んでいく作りはGuernsey Woollensならでは。
さっくりとしたニットながらも可動域が広く、快適な着用感が魅力的です。
参考価格 : ¥21,600円(税込)
2-3.THE DRAWING ROOM
出典 : http://zozo.jp/shop/journalstandard/goods/14297941/?did=31134280
Journal Standard homestead とNigel Cabournが融合した新たなブランド、THE DRAWING ROOM(ザ ドローイング ルーム)のガンジーニットです。
伝統的なスウェットに施されている40年代と50年代の双方をディテールを取り入れることでニットの新たな価値を提案しています。
イギリスの海軍をイメージした左袖のターゲットバッチも程よいアクセントに。
参考価格 : ¥17,280円(税込)
2-4.ANDERSEN-ANDERSEN
出典 : http://zozo.jp/shop/freaksstore/goods/14151739/?did=30922161
フィッシャーマンズニットの王者として君臨していると言っても過言ではない、ANDERSEN-ANDERSEN(アンデルセン アンデルセン)のフィッシャーマンズニットです。
通常のニットとは異なり、とにかく肉厚で重厚感のある着用感はもはやニットの枠を超え、アウターとしても着用可能なレベル。
自分だけではなく、孫の代までもリペアしながら大事に着用してほしい…そんな創業者のアンデルセン夫妻の想いのこもった極上のニットです。
参考価格 : ¥45,360円(税込)
2-5.Barbour
出典 : http://zozo.jp/shop/beams/goods/14152258/?did=30924287
1894年イギリスで創業し、英国王室御用達のアウトドアマンブランドとして名高いBarbour(バブアー)のフィッッシャーマンズニット。
ローゲージで柔らかい素材感は伝統的なフィッシャーマンズニットとは少し毛色が異なりますが、アウターにも響かず着まわしのきく万能なニットです。
裾の横に施されているBarbourのブランドパッチがワンポイントになっています。
参考価格 : ¥21,600円(税込)
2-6.S.N.S.HERNING
出典 : http://zozo.jp/shop/adametrope/goods-sale/13931080/?did=30644461
S.N.S.HERNING(エスエヌエス ハーニング)のフィッシャーマンズニットです。
伝統的なディテールを大切にしつつも、素材感や仕立てを現代風にモディファイし、独特の世界観を表現しています。
S.N.S.HERNINGのフィッシャーマンズニットは伸縮性にも富んでいるため、とにかく動きやすいのが特徴。
着膨れしないスタイリッシュなフォルムにもかかわらず、その強度やディテールはしっかり伝統的を継承しています。
参考価格 : ¥30,240円(税込)
2-7.InverAllan
出典 : http://zozo.jp/shop/beautyandyouthunitedarrows/goods/13937011/?did=30599341
イギリススコットランド発、質の高いニットウェアを展開し世界的に有名なInverAllan(インバーアラン)のケーブルアランニットです。
アランニットも、ガンジーニットに続き、フィッシャーマンズニットの1種です。
ただ、ガンジーニットがシンプルな網目なのに対し、アランニットは凹凸のある「アラン模様」が特徴。
アウターの下からチラっと覗くアラン模様は、ほっこりとした印象を与えてくれます。
参考価格 : ¥34,560円(税込)
2-8.WILLIAM LOCKIE
出典 : http://zozo.jp/shop/greenlabel/goods/11846847/?did=27342515
1874年にイギリスで誕生したニットウェアの老舗 WILLIAM LOCKIE(ウィリアムロッキー)の畦編みニットです。
保湿性と肌さわりで高い評価を得ているイギリスのシェットランドウールを贅沢に使用した一枚。
思い配色のスタイリングになりがちな冬ですが、ふっくらとした柔らかい印象を醸し出してくれます。
とても使い易いので、ヘビロテは間違いなさそうです。
参考価格 : ¥21,600円(税込)
3.上質なニットはリペア(修復)して長く着よう!
出典 : http://dohjidai.seesaa.net/pages/user/m/article?article_id=435518850
せっかくこだわって手に入れた至高のニット…
少し破れたりしたくらいで処分してしまうのはあまりにもったいないです。
そもそも本日紹介したようなニットを作るニッター達(ニット職人)は、極力ほつれたり破れたりしないように頑丈に作っていますが、全く破れないことを前提にしているわけではありません。
むしろ、破れても少しリペアすればまたそこから長く着用できる…そんなニットを目指しています。
リペアはお近くのお直し屋さんで比較的低価格で直してもらえるはずです。
もちろん破損の程度にもよりますが、数百円〜2千円程度とお考えください。
まとめ
服も食べ物と同じようにシーズンごとに消費されてしまう時代…
フィッシャーマンズニットはそんな時代について再考させられるそんなアイテム。
モノづくりの本質を理解し、良いモノを大切に長く使う人ってとても素敵だと思いませんか?
ぜひ明日からクローゼットの中を見直して欲しいと思います。