「ファッションやコーディネート、洋服選びに正解なんてないから別に気にしない」こんなこと思ったことありませんか?
「でも、あの人オシャレだよね」なんて思うことありますよね?
十人十色という言葉があるように、受け取る人もファッションに対して感じ方はそれぞれ違うんです。
では、なぜ「誰かにオシャレさを感じてしまうのか?」
そもそも、その人はセンスがいいからオシャレに見えるわけではありません。
オシャレな人は「オシャレに見せる基本、定義」を少なからず取り入れているんです。
ということは、基本、定義を理解すれば誰にでも身につけることができます。
そこで、本内容では3つのテーマに絞ってメンズファッションの基本をご紹介していきます。
読んだ後には、今持っている洋服もオシャレに、そして楽しくコーディネートができること間違い無しです!!
是非、最後まで読んでみてくださいね。
目次
1 基本が分かる3つのコーディネート
1-1 キレイめ -落ち着きのある爽やかさ-
初心者でも中級者まで、一気にオシャレへの近道となるのがキレイめ、是非、知っておきましょう!!
そもそも「キレイめって何?」そう思われる方がほとんどかと。
実は、明確な定義はなく曖昧な表現なんです。
ラフ、カジュアルな印象ではなく、カッチリ、フォーマルという印象。
一般的に洋服の中で「キレイ」と言われる、ビジネスや冠婚葬祭などで着られるスーツが一番近い感じですね。
そこから、アイテムに落とし込んでいくと、テーラードジャケットに白シャツ、スラックスに革靴があります。
スラックスをチノパンにするとこんな感じに仕上がります。こちらが基本的な「キレイめコーディネート」。
白シャツ×チノパンツ×シューズ
キレイめスタイルのベースです。
簡単にオシャレに、少ないアイテム数でシンプルに仕上げたシャツスタイル。
パンツのキレイなシルエットのパンツにシャツの着丈をベルトにのっかるくらいで合わせます。
足元にブラウンのシューズを持ってきて全体のイメージを引き締めました。
使用カラー:ホワイト、ベージュ、ブラウン
その他、代表的なキレイめコーディネート
グレーカットソーの羽織りにシャツを前開けで合わせたキレイめスタイル
【左】使用カラー:ホワイト、グレー、ブラック、ダークブラウン
【右】使用カラー:ネイビー、グレー、ホワイト、ブラウン
ホワイトシャツの羽織にキレイめの定番テーラードジャケットで合わせたキレイめスタイル
【左】使用カラー:ネイビー、ホワイト、ベージュ、ブラウン
【右】使用カラー:ブルー、ホワイト、ブラック、ブラック
先程、冒頭部分でふれた「初心者から中級者へ一気にオシャレになれる」の理由なのですが、
シャツ、テーラードジャケットといったシンプル且つ爽やか、
第一印象もばっちりで場所を選ばないオシャレさが作れるのがキレイめファッションの醍醐味。
また、デザインのバリエーションも豊富なので、1枚変えるだけでも違った着こなしを作る事ができます。
1-2 カジュアル -程よいラフのあるリラックス感-
カジュアルとは、一般的に着くずした感じや、軽い感じの服装のこと。
ラフなファッションにしようとしすぎると、ただ、だらしなくなってしまう人も多く、
着こなしが以外と難しいのがカジュアルファッション。
また、業界的にも非常に幅広く、アメカジやキレカジという言葉があるように例をあげていくときりがありません。
なのでここでは、手っ取り早くカジュアルに見せる基本として抑えておきたい、
『チェックシャツ』と『パーカー』の2つのアイテムを取り上げていきます。
また、カジュアルファッションに無くてはならないジーンズとの合わせを中心にご紹介します。
今すぐにでも、簡単に真似できる「カジュアルコーディネート」。
チェックシャツ
カジュアルの王道、赤チェックのシャツは、着丈を少し長めをチョイスすることで、キレイめとは違ったラフな印象を作ります。
パーカー
着回し力の高いグレーパーカーはカジュアルさを出したいときのマストアイテム。
インナーをホワイトにすることで清潔感のあるオシャレを表現。
ジーンズと合わせたトータルコーディネート
チェックシャツやパーカーといった、デザインや形にこだわったアイテムが多いのがカジュアルファッションの特徴。
そこで、ジーンズと合わせることで、キレイめ、ワイルド寄りにならない程よいラフのあるリラックス感を演出してくれます。
1-3 ワイルド -キメすぎない男らしさ-
とにかく男らしさを出したい時にオススメなのがワイルド系。
パッと見た印象が男らしい服装、アイテムではデニムが基本的に多くのコーディネートで使用される。
胸元を鎖骨が少し見えるくらい開くことによって男らしい印象を与えたり、ロックテイスト風にブラックカラーで統一したり。
ニットアイテムのようにジャストフィットしやすく体型にあったラインを作るのもワイルド系の一つです。
ここまで、キレイめ、カジュアル、ワイルドといった、メンズファッションの中で抑えておきたい3つの基本スタイルをご紹介してきました。
基本の着こなしはわかったけど、実際自分の体型に合うかが不安…そこで、次はトータルコーディネートで大切なシルエットについて見ていきましょう!
2 トータルコーディネートで見せるシルエット
身体のラインをキレイに見せる、服を選ぶ時に重要なのがサイズ感。
そこで、基本となるシルエット。
「A」ライン、「I」ライン、「Y」ラインに関するルールをご紹介します。
出典:http://kage-design.com/wp/?p=1148#more-1148
その前に、
知っておくとこれからの洋服選びにも役立つので、まずは自分の体型の位置づけを理解しておきましょう。
BMI指数と呼ばれる、身長と体重で簡単に出せる数値なので、1分もかからないかと思います。
出典:http://www.ehealthyrecipe.com/recipe-webapp/bmi.php
いかかでしたでしょうか?
「カッコ良さ」「素材の良さ」「好きなアイテム」などなど、洋服を選ぶ基準が違うと思いますが、
トータルのシルエットにまで気を配って服を選ぶ男性はほとんどいないでしょう。
その分、少し気を配ることで、格段にオシャレに見せることが出来る重要なポイントになってくれます。
では、さっそくシルエットのルールを見ていきましょう。
2-1 安定感のあるAライン
トップスが細め、ボトムスがゆるめのアイテムを使ったコーディネート。
アルファベットの「A」の字のように「上が細く下がゆるめ」
どのシルエットよりもバランスが重要で、しっかりと体にあったアイテムを選ぶことで「綺麗」を表現することができます。
★こんな体型におすすめ★
【オススメアイテム】シャツ、ニット、デニム
2-2 最も真似しやすいIライン
上下ともに細いシルエット、トップスもボトムスも細いアイテムを使ったコーディネート。
アルファベットの「I」の字のように「真っ直ぐな細長いシルエットを強調」
初心者が実践するには一番良く、他の2シルエットと比べて大人っぽい印象を簡単に出すことができます。
★こんな体型におすすめ★
【オススメアイテム】ジャケット、シャツ、スキニーパンツ
2-3 体格隠しになるYライン
トップスがゆるめ、ボトムスが細めのアイテムを使ったコーディネート。
アルファベットの「Y」の字のように「上がゆるく下が細い形」
※「V」ともいわれることもあります
ちょっと自分の体型に自信がない方、スポーツをやっていて上半身がかっちりしている人など、
少しボリューム感のあるアウターをチョイスすることになるので、体型はある程度隠すことができます。
★こんな体型におすすめ★
【オススメアイテム】中綿ジャケット、シャツ、カーゴパンツ
自分にあったシルエットやアイテムを見つけることで、これからのアイテム選びが劇的に変わってきます。
今まで、何気なく組み合わせてきたアイテムが、実はトータルバランスを崩していた…。
お気に入りのアイテムだからと無理やり合わせてみたら、なんか全体的なシルエットがイマイチだった、
なんて新しいオシャレの発見を見つけるヒントになるかと思います。
是非、これからは「このアイテムは○○ラインを作れそう」。
「今持っているアイテムと合わせれば、理想のシルエットが出来そう」と想像しながら楽しめるといいかと思います。
3 コーディネートの印象をオシャレ定義
3-1 オシャレの印象の8割はパンツとシューズ
メンズファッションのオシャレを大きく分類すると、トップス、パンツ、シューズになります。
1と2でご紹介してきた基本のルールは、トップスにフォーカスしてきました。
なぜかというと、ほとんどの人が最初は、シャツやカットソーを手に取ると思います。
ですが、ここで覚えてほしい定義があります。
「トップス」と「パンツ」がコーディネートに与える役割についてです。
■コーディネートの印象を変える『トップス』
■コーディネートの印象を整える『パンツ』
オシャレをする上で、とても大事なので是非覚えておきましょう!
人の目線が自然と集まりやすいトップスは、全体の印象を変える影響は大きい。
パンツを変えなくてもトップスを変えるだけで印象は大きく変化。
トップスに比べて、人の視線は集まりにくいのですが、全身の「土台作り」を担う場所。
ここが綺麗にまとまっていなければ、どんなオシャレなアイテムを着ても…。
鏡の前で一度確認すると、わかりやすいのでトライしてみてください。
早速ですが、ここからはパンツと言えばの、チノパンツ、デニムパンツ、カーゴパンツで比較して見ましょう。
チノパンツ
黒、ベージュ、カーキ
デニムパンツ
ストレート、スキニー、クロップド
カーゴパンツ
オリーブ、ブラック、ベージュ
いかがでしたでしょうか?
実際にこうして比較してみると、コーディネートによって整える印象が違ってくるのがわかるかと思います。
また、オシャレは足元からなんて言葉があるように、どんなにキレイめな服装をしていても、
スニーカーだと一気にカジュアルに見えますし、どんなにカジュアルな服装をしていても、革靴だと一気に大人っぽく見えます。
足元が目立てば目立つほど、パンツとシューズの境界線が結果的に目立ってしまい脚の長さがごまかせなくなります。
日本人に多い胴長短足が目立ってしまうので、要注意!!
3-2 基本はモノトーン
モノトーンコーデの最大の魅力は、ズバリ清潔感。
どんなコーディネートでも重要になるポイントですが、モノトーンコーディネートはそれだけで清潔感があり、
スタイリッシュな雰囲気になります。
色白の方、細身の方、がっしりした方、髪型などによって、それぞれに合うスタイル、似合わないスタイルがありますが
モノトーンコーデは対象を選ぶことなく、年齢や顔立ちなどに関係なくどんな男性にも似合うので、
チャレンジしやすいコーディネートになります。
きっちり感とカジュアルで優しい雰囲気を醸し出すモノトーンコーデは女の子ウケも抜群!
スーツ姿にグッとくる女の子は少なくなく、大人っぽい印象を余裕のある感じで装うことができるので、
さり気ないオシャレを楽しむことのできるモノトーンコーデは、ローテーション入り確実のスタイル。
3-3 +1でセンスUP
これからの時期に必要不可欠なのが、小物アイテム。
コーディネートにセンスをプラス、時には、小顔効果等、見た目の印象を変えることができます。
出掛ける前に、サッとひと工夫加えるだけでオシャレをつくることができます。
マフラー、スカーフ
ネックレス
3-4 柄物はほどほどに
柄物アイテムには、ドット、花柄、ボーダーなどなど、使い方によってはコーディネートの印象というよりは、
その着ているアイテムの存在感1つになりうることがあります。リゾート系、マリン系、モード系といったように、
テーマを絞りたい時には大活躍してくれますが。
ファッションの基本、キレイめ、カジュアル、ワイルドに取り入れるとなると結構難しい…
そこで、意識してほしいのが全体を締める面積、広ければ広いほど、テーマが決まってきてしまいますが、
面積を小さくすることでさりげなさを見せることができたり、他の人との差をつけたい時には効果的です。
4 まとめ
誰でも最初は何も知らないところから初めて、なんとなくオシャレに興味が湧くキッカケができたことで、
調べてみたり、誰かに聞いてみたり、好きなTV番組で、俳優さんが着ている服と同じような服を探したり。
自分に合ったアイテムや着こなしを模索し続けた結果、周りから「オシャレだね!!」なんて言われるように。
そこで、大切なのが「オシャレに見せる基本、定義」を少なからず取り入れているんです。
今回最後までお読みになられた方は、メンズファッションについてのイメージが変わったかと思います。
基本を知る事で、今よりオシャレを楽しみたい、これからオシャレをしたい方は、
ぜひ参考にしてください。